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プライオメトリクストレーニングについて


 プライオメトリクストレーニングは、ウエイトトレーニングや体力トレーニングで養成した筋力を爆発的瞬発力=スピードに結びつけるトレーニングです。
 この運動は、スポーツにおける動作はウエイトトレーニングでのバーベル、ダンベルの挙上げのように静的状態から始まることはほとんどないということから、筋組織にエキセントリック(Eccentric=伸張性収縮:外力によって筋、腱が引き伸ばされた状態)な負荷を与えた後、切り換えしをできるだけ早くコンセントリック(Concentric=短縮性収縮:筋、腱が短縮する状態)に行うこと切り換えしを早くできればできる程爆発的瞬発力を発揮できます。これは筋紡錘、腱紡錘(ゴルジ腱)といった自己受容器の働きを利用した「SSC=ストレッチ・ショートニング.サイクル」と示されています。
例えばプリオメトリクスの代表的な種目のデプス・ジャンプでは、着地の際に大腿四頭筋と臀部の伸筋が急速に伸展し、続いて、同じ筋組織が反対方向に素早く、急速に、爆発的に収縮します
筋紡錘:筋内に存在し筋の急激な伸張に対する反応として収縮する(伸張反射)例えば、プライオメトリクスや膝を叩いて伸展する膝蓋腱反射があげられます、またスタティックストレッチは筋紡錘の働きが起こらないようにします。
腱紡錘(ゴルジ腱):腱内に存在し腱の伸張、すなわち筋の張力に反応して通常発揮される筋力を抑制する。体を過大な張力から守る役割を行います。筋力トレーニングでは腱紡錘の働きを抑制する働きがあります。

●プライオメトリクス導入にあたっての要因
年齢16歳以下の選手は骨の成長線外傷の恐れもあるので強度のジャンプトレーニングは避けるようにする。
体重重さによって強度も変わってくるので考慮する。
筋力比スクワットで自体重も1.5倍を挙上できる筋力が必要とされているが、全てにあてはまるとはいえないので特に筋力の弱い女性など軽〜中強度の種目から行なっていき徐々に過負荷していく。
サ−フェス(接地面)実地場所は芝生や着地の衝撃を和らげる弾力性のある地で行なう。
ウオームアップ関節、腱に負荷のかかるので正しいフォームが取得できてなっかたり、筋力不足で高強度を行なうと脚、踵、膝、臀部、腰に傷害を誘発する可能性も出てくるのでウオームアップと終了時にはクールダウンをしっかり行なう。


●プログラム変数
時期疲労していない状態で行うのが良いとされています。筋力、有酸素トレーニング後は避ける。
頻度ウエイトトレーニングと同様に週2〜3回とする(上肢、下肢各2回で4回も可です。)運動と休息の関係でいえば、休息は運動の4倍以上とります。強度が高ければ、より休息を長くとるようにします。
足の着地回数(フットコンタクト数)少80以下、中80-120、高120-160、かなり強160以上
順序単純から複雑、低強度から高強度


●プログラムデザイン
筋力トレーニングと組合わせた場合
筋力トレーニングプライオメトリクストレーニング
上半身、強度下半身、軽度
下半身、強度上半身、軽度
上半身、軽度下半身、強度
下半身、軽度上半身、強度



下肢のエクササイズの例
■ その場ジャンプ:一回一回ジャンプする。アンクルジャンプ、垂直跳び、タックジャンプ、スクワットジャンプ、スプリットジャンプ、バイクジャンプなど。
■ スタンディングジャンプ:水平、垂直方向への要素が多いジャンプ、立ち幅跳び、立ち三段跳びなど
■ マルチプルジャンプ、ホップ:同じ動作を反復する両足ホップ、片足ホップ、ジグザグホップなど
■デプスジャンプ、ボックスジャンプ:30cm以上の高さのボックス上から地面に下り、素早く伸張反射を利用してジャンプする。(100kg以上の人は45cm以上の高さで行なわない。)片足デプスジャンプ、ラテラルジャンプなど。
■ バウンド:スキップ、交互バウンド、など。
上肢エクササイズの例
■ 様々な方向へのプッシュ動作(バスッケトボールのチェストパス)、投動作(サッカーのスローイング)、体幹ひねり動作(ゴルフスイング、野球のスイング、テニスのストローク)など体の各部を複合的に用いた動作パワーの改善でありメデシィンボールを使った様々なスローイングや器具を使わないジャンピングプッシュアップなどがあげられる。


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